■プレゼンの話の流れを確認する為のメモ -接続語が命-
資料内に書かれていない言葉をメモしておくと、説明の流れがスムーズになります。僕の場合は、ページとページの間を意識しています。プレゼン資料を見る人は初めてその資料を見ます。初めて見る人からの視点で接続語を考えて、一番伝えたいポイントを強調出来るようにまとめていきます。この方法は山田眞次郎さんのプレゼン方法から学びました。スライドとスライドの間を繋ぐ言葉が重要だということです。
サイトがなくなってしまっていますが以下かいつまんで要点を列挙しておきます。僕はこの記事を読んで目から鱗でした。最も注意すべきはページ切り替えの接続語だと知った時から、プレゼンを一覧表示にして、余白に書き込む癖がつくようになりました。
・受けて側は30秒に1個の思考の断片を作りながら聞いている
・今撃ち込んだ思考の断片と、次に撃ち込もうとしている思考の断片とを、繋ぎ合わせやすくする言葉を考える
・映像が切り換わることは、決裁者の脳にとっては大きなショックです
・そのショックを和らげるために、切り替える前の段階から、言葉による説明をします。
・ フレームとフレームの繋ぎは、決裁者の理解を促すのに最も気を使うべきところ
・次のフレームは何かを意識しながら、今のフレームを説明することが大切
・プレゼンテーションの始まる10分前に、パワーポイントをフル画面にして、全部送って順番を頭の中に焼き付けましょう
■プレゼンの説得までの流れ
1.あるある…聴いている人があるある!それある!と思うようなエピソードを実体験に基づいて説明する。
2.納得…実体験やあるあるで紹介したエピソードの本質をコンセプトとしていることを説明する。
3.共感…デザイン、コンセプトを反映したムービーやデザイン利用シーンを明確化して、共感を得る。
4.決済…最後は一番伝えたいキラーワードを紹介してサッと引く。決済者に決定する意思を固めてもらう為のだめ押し。
上記のような順番で意識が変わって行くように編集していきます。ページの順番や一ページ内の伝えたいメッセージの文言などは練りに練ります。その為、編集しやすいように、イラストレーターのアートボード機能を用いて、資料を一覧で見えるようにしておきます。ホワイトボードにも貼り付けして、眺めながら、どうしたら伝わるだろうか?反対意見が出るとすればどんな意見だろうか?ということを、頭のなかでシミュレーションしながら、キーワードや文言をメモして、発酵させます。
参考にさせてもらったのは、三輪開人さんのプレゼンです。
http://eedu.jp/blog/2017/04/13/presentation_icc/
スライドの意味、アニメーションエフェクトは最小限など参考になります。
■頭の中でシミュレーション
プレゼンは何回頭の中でリハーサルをしたかがポイントになります。説明するときの精度やこころの余裕が練習回数に応じて、比例していくように変わっていきます。僕は人前に出るのが苦手で苦手で、緊張しっぱなしだし、社長の前とか、メーカープレゼンなんてなおさらです。それでもなんとか修羅場をくぐり抜けてきたこととして言えるのは、一に練習、二に練習、三に練習あるのみなんです。プレゼンが得意という方もいるかと思いますが、以前ビートたけしが言っていた言葉が勇気をくれます。「お笑い芸人は本番前に緊張しなくなったらおしまいだ。」確かこんなことを仰っていました。
去年参加した富士ゼロックスのプレゼンは声に出してリハーサルをしました。深夜にやっていたので、寝室の戸を閉めてタイマー片手に何回も何回も練習しても上手く行かずでしたが、やっておくとやっておいただけ、あとから自然と言葉が口に出るようになるし、本当に伝えたい部分にはメリハリを付けられるようになります。アクシデントがあってもアドリブも効くようになります。
なので、プレゼンは苦手だなぁと思う人は、とにかくリハーサルを何回も繰り返して見てください。
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