なるかわさんの生い立ちと、現在の活動についてヒアリングしながら、
クリラボワークショップの考えと、なるかわさんの想いとの重なりに、
共鳴できた時間は大変有意義な時間でした。
自分自身の原体験にあるもの、
それは、心の鍵を親に握られていて、ずっと預けっぱなしになっていたということ。
いつでも土足で心の中に入られる状態だった。
抑圧されていることがフツーだった。
なるかわさんは親から虐待を受けていた。
嫌われたくない。周囲に合わせなければいけない、そんな状態の人が多い。
でも本当には自分の感じたままに発信して、感じたままに動く方が、
自由なのではないか。
そんな想いから、アートワークショップを開催してきた。
子供達のあるがままを受け止め、嫌な事でも自分が嫌だという事は伝えるけど、
本人がやりたいといえばやらせてあげる。
絵を描くワークショップなのに、ひたすら色鉛筆のケースを積み上げ続ける子がいた。
ママは絵を描きなさいと叱ろうとしている。
なるかわさんはそんな場面で、ケースを積みげたいというその子の気持ちに寄り添い、
ケース積み上げたいんだね!どんどん積み上げちゃえ!と応援する。
こういうケースの場合は、ママに後からお家でできるワークを渡して、
家に帰ったらやってあげてください、とサポートも惜しまない。
あるがままの自分を体現している方でした。
考える前に行動することがモットー。
ブラザー工業が100周年記念事業として立ち上げた、
東海若手起業塾に入塾して、子供の虐待を防止する「子はたからプロジェクト」を
介護業界の第一人者である石川はるえさんと共同で立ち上げる。
子供が誕生してから、行政の支援があることを認知している人は3割しかいない。
母子手帳に言葉のない絵本を添えて、支援の認知度を上げる取り組みをしている。
自分が感じた事をみんな隠しているけど、
もっと自由に表現していこうよと言うなるかわさんはロックンローラーだった。
感じ方はみんな違うけど、それを認め合えるようになった方が、楽なんだけど、
みんな我慢している。そんなに我慢しなくて良いんだよと、手を差し伸べるなるかわさん。
感情からアイデアを出すことを習慣化しているそう。
喜怒哀楽を大切に、そこから自分の感情を掘り下げて、
もっとこうしたらいいんじゃないかという提案出来るレベルまでもっていく。
子供は9歳頃までは非言語コミュニケーション優位で、
9歳以降は言語によるコミュニケーションが発達してくる。
プレゼンとか、決まったことを喋る事は苦手。
対話によるコミュニケーションの方が得意。
頭の中は整理されていなくて、あらゆる情報はぐちゃぐちゃに置かれている。
ワークショップの内容をブレスト中は、話題はあっちにいったりこっちにいったり、
非線形コミュニケーションだが、そのコアになる部分からは外れていなかった。
子供を殻に閉じ込めているのは親だったり、教師だったりする。
そして大人になっても殻に閉じこもって、感性を自由に表現している人が少ない。
だからこそ、大人向けのワークショップなども行っている。
ブラザー工業の社員向けワークショップでは、色鉛筆を使った斬新なWSを開催。
今回もその流れで非言語による感性を呼び覚ますWSを依頼。
僕はなるかわさんの話を聞いて、
この人は変な人だなぁと思うと同時に、空気を読む事が常識であるという
現在の既成概念に如何に風穴を開けようとしているなるかわさんがカッコイイ!
と感じました。
最近、空気を読み過ぎる自分に嫌気がさしていたけど、
その罪悪感さえ悪い事ではないと言われた瞬間に救われた気がしました。
異空間ワークショップ
非言語による、非認知モデルを発揮してコミュニケーションを取るワークショップ。
描いたものを言語にょらない感覚で感じてもらう、今までにないワークショップです。
クリエイティブって何だろう?
感性を解き放つってどういうことだろう?
最近絵描いてないな。
殻に閉じこもっているな。
枠にとらわれているな。
違いを認める事に慣れてないな。
と思い当たる節がある人には、是非!参加してもらいたいWSです。
11月後半開催予定です。
ロックンローラーなるかわさんが異空間に連れて行ってくれます。
大橋さんにも本日はお越しいただき、ボケとツッコミのコンビが良い味を出していました。
大橋さんには違和感ワークショップを9/30に開催して頂きましたが、
早速なるかわさんをお繋ぎ頂き、本当にありがとうございます!!
今回は一般の方のご参加も歓迎致します。
境界の開放もテーマに入っています。
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